第34回日本看護科学学会学術集会でポスター発表をしました。

平成26年11月30日~7日に名古屋国際会議場で開催された 第33回日本看護科学学会学術集会で、ポスター発表をしました。

演題は、『看護師養成課程における子どもの心に関する教育の実施状況』です。これは、平成25年に精神看護学および小児看護学を担当する教員を対象に、子どもの心に関する教育がどの程度なされているかについてアンケート調査を行った結果を、まとめたものです。

この研究は、、「児童・思春期精神科病棟における看護実践能力向上のための学習プログラムの構築(平成25年度 科学研究費補助金 基盤研究(C))」の初年度に、看護師の資格取得時点での児童・思春期精神科看護における実践能力の状況を把握するために行いました。調査結果からは、看護師養成課程における子どもの心に関する教育は、基礎的な知識を教授するにとどまっており、看護の実践的内容の教育は十分に実施されているとはいえない状況が明らかとなりました。つまり、児童・思春期精神科看護の実践的な能力は、職場での教育や実践を通して身につけていかなければならないということです。

発表ポスターは、「研究成果」のページから閲覧・ダウンロードができます。

http://capsychnurs.jp/research/

DSC04353問やご意見をたくさん頂いたのですが、主なものを紹介します。

  • 看護専門学校の先生から、子どものこころの健康についての授業を十分に実施できる教員はほとんどいないのではないかというコメントを頂きました。実際に、調査結果からも、児童・思春期精神科病棟での勤務経験を有する教員が一人もいない教育機関は、全体の約8割を占めました。臨床の看護師を外部講師として招いたり、DVDなどの視聴覚教材を活用するなど、教育方法に工夫が必要だと思いました。
  • 小児看護や精神看護では、どのような教科書を使っているのか?という質問を頂きました。小児看護や精神看護の多くの教科書で、子どものこころの健康は取り上げられていますが、あまり重要視されていないように感じます。特に、児童・思春期精神科病棟に勤務する看護師向けのテキストはほとんどないのが現状です。
  • このホームページを見ています、論文を読みました、という大変有難いコメントを下さった方もいました。本当にありがとうございました。

この調査の報告書は、下記のページから自由にダウンロードして頂くことができます。

http://capsychnurs.jp/research/140312-2/

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