このサイトについて

目的

このサイトは、子どものこころのケアに対する看護師の看護実践能力の向上を目的としています。

特徴

このサイトでは、子どものこころの健康に関わる様々な関係者との双方向の対話を通して、それぞれの知識・経験・成果を共有することができます。子どものこころの健康に関わる関係者とは、学校関係者、行政機関に勤務する方、医療職者、ケアを受けている子どもやその家族、などです。
特に、看護師が臨床で得た知識・経験・成果と研究者が提供する学術的知見を互いに共有することは、実際の臨床事例に適応可能なエビデンスに基づいた学習につながります。子どものこころのケアに対する看護師の看護実践能力の向上に向けて、看護師個人や病棟などの組織が、様々な形で継続学習としてこのサイトを活用することができます。
ぜひ、皆さまから、多くのコメントを投稿して頂けると大変うれしいです。(コメントの入力方法はこちら

サイト立ち上げの背景

近年、国内外で子どものこころの健康への関心が高まっています。子どものこころの健康は、いじめ、不登校、虐待、自殺、少年犯罪などと密接に関係していることから、対策を講じるべき喫緊の社会的課題となっています。世界的な疫学調査では、子どもの10~20%が精神的な問題を抱えていると報告されていいます(Kieling et al, 2011)。わが国でも、医療機関で精神的な問題に対する治療を受けている20歳以下の子どもは、17万人以上にのぼり、過去10年間で1.7倍に増加しています(厚生労働省, 2008)。精神疾患に至る問題の多くは、児童または思春期に発生しており、早期に適切な介入がなされるかどうかは、成人してからのメンタルヘルス、ウェルビーイング、生産性に影響するといわれています(Kessler et al, 2007)。現在、我が国では、児童・思春期精神科医療の体制づくりが行われています。
子どもが安心して質の高いこころのケアを受けるためには、看護師が高い専門性に基づく実践能力を身につける必要があります。しかし、子どものこころのケアに携わる看護師からは、自らの看護実践に対する不安や疑問の声をよく聞きます。看護師が不安や疑問を感じる理由として次の3つが考えられます。第一に、看護師を養成する教育課程で児童・思春期の精神科看護はほとんど取り上げられていないこと、第二に、児童・思春期の精神科看護は、専門性が高く、他の診療科での看護経験が生かされにくい特徴があること、第三に、職場での学習プログラムが整っていないことです。確かに、子どものこころのケアと看護(児童・思春期精神科看護)に関する調査研究は数少なく、看護師が学習する機会も非常に限定されているのが現状です。そこで、子どものこころのケアに対する看護師の看護実践能力の向上のためのエビデンスに基づいた学習システムを構築することが必要であると考え、このサイトを立ち上げました。

運営者プロフィール

船越明子が運営しています。地方の単科看護系大学の教員で、精神看護学を担当しています。精神障害をめぐる支援する側される側という考えなく、みんながイキイキできる社会を模索してます。また、研究者として、児童・思春期精神科看護の分野で研究をしています。質的研究(特にグラウンデッド・セオリー)、質と量のミックスド・メソッドを研究手法として用いています。

より詳しい自己紹介は、

ReaD & Researchmap のページをご参照ください。

  • メインの読者は、看護師だと思いますが、様々な立場の方からコメントを頂けるとうれしいです。

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