児童・思春期精神科病棟における看護実践向上のためのコンピテンシーモデルが完成

4年計画で取り組んだ「児童・思春期精神科看護における看護実践能力のゴール設定とコンピテンシーモデルの開発」の研究成果を、臨床看護師向けの小冊子にまとめることができました。

コンピテンシーモデルを開発するために、文献検討、児童・思春期精神科看護に関連する専門職や有識者へのヒアリング、イギリスのChild and Adolescent Mental Health Services (CAMHS)の視察とスタッフへのヒアリングを行いました。専門看護師、認定看護師、看護管理者、児童精神科医、精神保健福祉士、保育士、家族、大学教員などのべ30回以上行いました。

小冊子は、これまで本研究にご協力下さった皆さまや全国児童青年精神科医療施設協議会加盟病院に郵送しました。臨床看護の場で、ご活用頂けると大変うれしいです。また、このWEBサイトから全文を自由にダウンロードして頂くことができます。http://capsychnurs.jp/competency/

コンピテンシーとは、職務上の高い成果を導く個人の思考及び行動特性を表す概念であり、企業や公的機関での人材育成、専門職のキャリア開発に広く用いられています。イギリスに視察に行った際、コンピテンシーモデルに基づいて看護の基礎教育が行われていることも学びました。

「児童・思春期精神科病棟における看護実践向上のためのコンピテンシーモデル ~看護師に求められる能力~」は、現任教育での目標設定や実践能力の自己評価のツールとして、役に立つことでしょう。

さらに、病棟での看護だけでなく、子どもの心のケアを担う様々な専門職にとっても参考になると思っています。

本研究は、平成24~28年度文部科学省科学研究費助成事業 基盤研究(C)「児童・思春期精神科病棟における看護実践能力向上のための学習プログラムの構築」、および、平成28年度ひょうご科学技術協会学術研究助成金「児童・思春期精神科病棟における看護実践能力コンピテンシーモデルの開発」の助成を受けて作成しました。ご協力下さいました全ての皆さまに深く感謝申し上げます。

 

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