看護師による親子支援プログラムの開発の調査結果を公表しました

平成27年度科学研究費補助金 基盤(C)児童・思春期精神科病棟における看護実践能力向上のための学習プログラムの構築「看護師による親子支援プログラムの開発」報告書を掲載しています。報告書は、自由にダウンロードして頂くことができます。ご覧頂き、コメントをお寄せ下さいますと大変うれしいです。

この調査では、児童・思春期精神科病棟での看護師による親子支援場面におけるケアの構造を明らかにすることを目的に、親子支援場面のビデオ撮影と参加観察を行い、子ども、親、看護師の相互作用をエスノメソドロジーという手法を用いて分析しました。

  • 自閉症スペクトラム障害の子どもとその父母への看護師による親子支援場面を調査対象とし、「親子支援プログラムの流れ」「母親、父親、看護師の相互行為の連鎖によって生まれる相互理解」「父親が参加する意義」を明らかにしました。
  • 家族への支援に対する看護師の関心は、極めて高いです。看護師が、家族への支援の重要性を認識しながらも、難しさに直面しているのだろうと感じています。今後は、看護師による親子支援プログラムの開発につなげていきたいと考えています。

お忙しい中、調査にご協力くださいました皆さまに深く感謝申し上げます。