「ひきこもり状態にある人を対象としたオンライン居場所の活動と課題」調査結果を掲載しました

「ひきこもり状態にある人を対象としたオンライン居場所の活動と課題」調査結果のお知らせを「研究成果」に掲載しました。

兵庫県では、令和 2 年度より地域就職氷河期世代支援加速化交付金を活用し、仲間づくりや社会と
つながるきっかけを創出することをねらいとした「ひきこもり状態にある者を対象とした電子媒体
を活用した居場所の開設」事業を始めました。

そこで、ひきこもり状態にある人を対象としたオンライン居場所の参加者を対象に、WEB上での自記式アンケート調査を実施し、オンライン居場所の活動実態、成果、および、課題を検討しました。調査期間は 2020 年 10 月~2021 年 9 月で、回答者はのべ 110 名でした。

オンライン居場所は、ひきこもり支援において満足度が高い方法であり、就労・就学はしていなくて
も自由に活動でき、無理なく関われる人が複数いる 20 歳代を中心とした若者の社会参加への支援として特に有用であると考えられました。また、支援機関・自助グループからの紹介で参加したことが高い満足につながったと考えられることから、個別相談や訪問支援等と組み合わせた利用が効果的な可能性が示唆されました。

兵庫県のオンライン居場所については、「兵庫ひきこもり情報ポータルサイト」をご覧ください。